エッセイ

シカミミの絵日記11『海の向こうと、こちら側』

201401/12

  “星のかわりに 夜ごとことばに火がともる。 生きることほど、人生の疲れを癒してくれるものは、ない。” ウンベルト・サバ    須賀敦子が愛した詩人、サバの一節より。これはミラノを詠んだものらしい。…

シカミミの絵日記10『追憶のハイスクール01』

201401/09

     高校生といったらコレというアイテムがいくつかある。紙パックやサブバックは良い例だ。その他、学ラン、自転車、弁当箱、色々と思い浮かぶ。そしてそれにまつわる思い出も。放課後のチャイムが鳴り、駐輪…

『セルフ・ポートレイト / Mの肖像』

201401/04

   「花に嵐のたとえもあるさ さよならだけが人生だ。」    この有名な言葉をいつどこで覚えて、今までポケットの中にしまいこんでいたのかわからない。長い間、取り出せばさまざまな別れを無意識のうちに片…

シカミミの絵日記9『いつもの朝に / One Too Many Mornings』

201312/23

     前に『それぞれの夜の過ごし方』と題した絵日記で、夜は労働から解放された人々が自分と向き合える“目的の時間”で、そのなかでも何十年かに一度、「生きていてよかった」と思える夜があり、その思いさえ…