第8回スクラップブック『ワークウェア考2』
201306/28
都庁前クリニック連載 スクラップブック
第8回『ワークウェア考2』 http://www.tochomae.jp/scrap/vol8.html
2013年6月28日公開
第7回『ワークウェア考』の続編です!
竹脇虎彦さんのインタビューの後半部を中心にまとめています。
前回の「ワークウェア」はバブアーのジャケット、今回出てくるのはゴローの登山靴です。
哲学者のジル・ドゥルーズの「生成変化」の概念を引いて、この世の“メジャー思考”を覆すべく、ファッションから広がる「地図作成術」という思想を展開しています。
二回にわたる『ワークウェア考』執筆を通し、“人間の自然”“自由”を編む服の手触りが伝わってきました。
大事に使い古され、人との関わりが生まれたワークェアは、状況に応じて「生成変化」を遂げる地図そのものにも見えます。
座標軸に固定されずに自分の色に染まっていくカラーが、「生を支えるために生を虐げる矛盾」をはねのけ、より善く生きて働こうとする人間たちを奮い立たせること、ぼくはそれを望んでいます。
同時公開の第9回別冊スクラップブック『シェルブールの雨傘をさして / ギィのファッションを追い求める』も合わせてご覧ください!今回の『ワークウェア考2』の実践編とも位置づけられます。
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