妻鹿日記(138)中秋の弁当
202102/12
妻しか(鹿)日記
登場人物: 私…鹿 妻…妻
第138回:妻としか食べない
* * *
おうちでご飯、宅飲みの幸せに、お弁当が加わった。
住宅ローンを抱えた若き夫婦にとって、仕事に出たあとの昼食代もばかにならない。
背に腹はかえられぬということで、妻にお弁当を作ってもらう生活がはじまったのだが、これが通常の外食ランチよりもうまい!(当たり前か!)
売れる。これは売れる。キッチンカーで販売すれば、ローンなど一括返済だ!!
また一緒に選んだ弁当箱で、妻もおなじ食事をとっているかと思うと、場所を隔てていてもつながりを感じられる。
たしか、平安時代の古い歌集で、姥捨山で下ろしてきた母も、おなじ月を眺めているのだなあと涙ぐむ歌が詠まれていたが、いま、妻鹿は月の代わりに“弁当”を見ているわけだ。
妻|(´~`)モグモグ
鹿|。゚(゚´Д`゚)゚。モ-グモグモグ
いと、うまし。
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