誕生日のご挨拶
202012/14
引越日に誕生日を迎えたせいか、肉体的なキャパシティを意識しつつ、32歳になりました。
しかし、それを補って余りある幸福を、妻と新居から得られています。
何気ない会話、ささいな発見、そして将来を思いやる感覚が、ひとに“若さ”を与えていくのだと日々実感している次第です。
そう、ボブ・ディランが“My Back Pages”の歌詞であらわしたように……。
私たちは結婚式を挙げませんでしたが、マンション購入の一連の過程が、その共同作業に取って代わったような感じです。
そこには、ふたりの力を合わせたり、意見をすり合わせたりする場面がたくさんありました。
世間知らずな私たちにとっては、決して楽ではない作業を乗り越え、念願の家を手に入れたことで、ようやく夫婦の礎を「戸籍」から「家庭」に求められるようになったと思います。
「誕生日」という法的な日も、さして特別な日ではない気がしてきました。じぶんたちで選択して作り上げた記念日のほうが、より貴いと感じるからです。
その意味で、今年の“誕生日+引っ越し”の組み合わせは、生まれて初めて真に祝えるアニバーサリーなのかもしれません。(ただ、父や母にとっては、じぶんたちが産んだ日ですから、無条件に祝うべきものなのでしょうが。)
そういったこれまでのすべての縁に感謝し、ふたりが確かに生きたという人生を今後も送っていきたいと思います。
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