コラム執筆『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』

202002/17

連載コラム「 映画道シカミミ見聞録 」が更新されました。

第46回|【大泉洋×小池栄子】太宰原作の映画『グッドバイ』感想レビューと考察。タイトルに隠された意味を深掘り!

映画サイトCinemarcheにて連載中

喜劇は喜劇でも、大人のためのコメディとしてつくられています。

最近の邦画では、「ラブコメ」といえばほとんど“キラキラ青春映画”を指すようになりましたが、映画史的にみるとそれはロマンチック・コメディ、さらにはスクリューボール・コメディと呼ばれる“男女のラブロマンス”までさかのぼることができます。

それは『或る夜の出来事』(フランク・キャプラ監督/1934年)に代表されるように、1930~40年代のハリウッドで盛んに制作され、性差、年の差、身分の差などを軽やかに超え、あるいは逆転し、目まぐるしく展開するなかで最後はふたり、うまい具合にピタッとおさまります。

米アカデミー賞作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚色賞を受賞

そういう大人たちを世間では“元の鞘に収まる”ともいいますが、「再会」は喜劇にとって重要な役割を果たします。

コラムではそんな「再婚喜劇」の系譜に本作を位置づけ、その特徴を取りあげています。古き良きコメディが好きな方は、ぜひご覧ください。

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