コラム執筆 アニメ映画『音楽』

202001/14

連載コラム「映画道シカミミ見聞録」が更新されました。2020年の1本目です。

第44回|映画『音楽』あらすじ感想とレビュー評価。北野作品との共通点から“省略のリズム”を聴く

映画サイトCinemarcheにて連載中

「音楽の原点がある」「原初的な衝動を感じる」と評される本作。しかし、ただ“音楽が素晴らしい”だけであれば、マンガに音や曲をつけるのでも良かったはず。

ここでは主題や劇伴、そして作中に散りばめられたロックへのオマージュとは別に、「音楽化は省略化にあり」という映画的なテーマを設けて“音の出どころ”を探っています。

ロックへのオマージュだけではないとわかる画

昨年は、新海誠監督の作品を多く取りあげ、令和がどんな時代になるのかを想像していきましたが、映画『音楽』は単に「写実的」とは違う表現をもって、普遍性を獲得しています。

台詞の間、的確な構図、魅力的なキャラクター、そして映画的言語が駆使された演出を高く評価した。

オタワ国際アニメーション映画祭 グランプリ受賞時の審査員のコメント

これはアニメーションのみならず、2020年代の邦画の可能性を示唆させるものと感じました。

ドレスコーズの主題歌も良い

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