ときには代行も
201912/14
31歳の誕生日を迎えました。昨年と違うのは、妻がいることです。
これまで歳を重ねることは少しずつ死に向かうことだと思っていましたが、これからは行き先は変更できなくとも、スピードを可能なかぎり緩められる生き方をしたいと考えています。
規則正しい生活に、勤勉勤労という徐行運転。(お酒はガソリンとして認めてもらいます。)
良い車に乗ってレーサー並みの運転技術で周囲をわかすことはできないけれど、だれかに安心して乗ってもらう運転こそが、もっとも技術と努力が要されるものなのかもしれない。そう思えてきました。
もちろん運転するのは自分だけではありません。どちらかが事故を起こしそうになったら、どちらかがハンドルをとる。場合によってはサイドブレーキを引いてあげる。旅に臨む運転席は指定席ではなく、ときには運転を任せる勇気も必要となることでしょう。
自分の認識ほど、当てにならないものはない。つまりは、自分で抱いていた多くの「かくあるべし」にさしたる根拠もないということが、この歳でようやくわかってきました。
言うまでもなく、譲れない大事な問いは持っていますが──これが書く動機でもありますが──答えは複数の目をもって多角的に求めていきたい。
そう思いを新たにする次第です。
2019年12月14日
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