コラム執筆『天井棧敷の人々 4K修復版』

202010/08

連載コラム「映画道シカミミ見聞録」10月分が掲載されました。

第52回|映画『天井棧敷の人々』ネタバレ感想と結末に導かれた階級対立と必然。映像美の裏に隠された歴史的テーマを解く

映画サイトCinemarcheにて連載中

“天井桟敷”という言葉を最初に知ったのは、おそらく寺山修司が主宰した劇団名だったと思います。

「見世物の復権」を唱え、アングラ風の実験劇をもって、虚構と現実の越境に挑戦しつづけた劇団。

劇場が社会に存在するとはどういうことか、また演じる行為はどこを目指すのかといったことが、“天井桟敷”のルーツとなった本作を観なおすことで、より理解することができました。

寺山は「革命の演劇ではなく、演劇の革命を」というスローガンも掲げましたが、4Kとなって“革命”の本質が現代に甦ることでしょう!

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