森田“シカミミ”悠介について

シカミミこと森田悠介です。(演出家 / エッセイスト 記:2012年)

昭和63年生。早稲田大学政治経済学部経済学科卒。

大学卒業後、「脱就活」と称し就活をしないでも生きる道を切り拓きながら、生の多様性と固有性を探究してきました。

その活動の一環として、社会に出会い・共生・創造を生み出すような場をつくるべく、文筆・司会・イベントプロデュースなどを手がけています。

そこから次世代を育み、来るべき生き方や社会像を可視化するため、以前は若者が自己表現できる場をネット番組などで制作。(「平山ラヂオ」「ジレンマ×ジレンマ」その他各種イベントの放送や企画。劇団「精叫華幻樂団」演出。)また実際にデモ活動も行い、2011年には「就活ぶっこわせデモ」を開催しています。

現在は執筆活動を中心とし、「脱就活」の日々から見える風景や物語を言葉に託しつつ、文化発信を事業とした拠点の設立準備中です。

 

以下には過去の取り組みに関わる自己紹介を記します。2012年1月10日付の朝日新聞朝刊に、これら活動を取り上げた記事が掲載されました。そこには3.11をきっかけにデモに参加するようになった経緯、若者の声を集めて社会に可視化する必要性、そして脱就活を掲げ自分たちで仕事を創っていく目標が書かれています。

記者からは「3.11で人生が変わった若者」というテーマで取材を受けていました。まさに、3.11の東日本大震災とそれに続く原子力発電所事故は、その規模・被害の大きさからして日常を覆す経験となります。しかしそれだけでは悲劇の共有に終わっていたでしょう。“自分の人生が変わった”のは、その後に展開された社会運動なくしてはありえません。多種多様な若者たちが書を捨て、町へ出て、声を上げる風景。掲げる目標以上に熱気に満ちた人々との出会い。3.11を契機にして現れた日常性の裂け目からは、いまだかつて見たことのない希望のかたちがありました。それは、「若者は政治に無関心なわけではない、自己表現する場がなかっただけだ」と自分の道を照らし、まずは意見を言える場そのものをつくるべく、数々の番組や就活デモなどを開くにいたります。何者でもない多様な若者たちの言動は、当時のマスメディアには追えないものであり、ソーシャルメディアを駆使して可視化することに努めてきました。

自分を含め、同時代の若者がこのように未来に向かって走り出した背景には、当然、それ以前から起きている金融危機や停滞した政治情勢などがあります。3.11はいわば混迷した社会状況に対して若者が立ち上がる引き金となったのです。もう「経済」や「政治」に過度な期待を抱くのではなく、「社会」の次元を豊かにしていこう、すなわち自分たちの生活圏を自分たちで築いていこう、と。昨今流行りつつあるルームシェアも、新しい時代を新しい生活空間で迎える準備といえるでしょう。

以上の紹介を踏まえ、これまでの僕の活動を大きく分けると、

  1. 生の形式としてのエッセイ
  2. 中間共同体の創造
  3. 公共空間の構築
  4. 脱就活

となります。どれも社会の次元を厚くしようという意識に貫かれており、その「実践」と「言葉」をこのサイトに載せてきました。出会い、共生、創造はその「社会づくり」のためのキーワードとして掲げたものです。同時に、脱就活を実現すべくみんなで食べていける「会社づくり」を目指しています。「経済と自助」の次元が終わっても、「社会と共助」の次元で人は生きてゆける、そう信じて自分は踏み出しました。

過去から現在にかけて興味を持ってくださる方がいましたら、ぜひコンタクトから連絡をください。今できる方法をもって、ともに次の時代に向けた日々を「演出」してゆきましょう!