妻しか（鹿）日記

登場人物：私…鹿　妻…妻

第220回：妻にしか頼まない

＊　＊　＊

ふらっと街の飲食店に入り、旬の食材でもつまんで家路につきたい。妻鹿は最近そんな“夢”を語り、たまに実行している。

あぁ、銀杏おいしかったなぁと余韻に浸っていたら、会計を済ませた妻が不服そうな表情を見せて出てきた。

お店の方々は鹿のほうを向いて深々と頭を下げていたのだ。鹿は自慢ではないがこのとき一銭も支払っていない。鹿のカードを託されたと思われたらしい。これはジェンダー問題だ!!

“これ日記に書いといて”( ｀ー´)ﾌﾟﾘﾌﾟﾘ

と言われたので、ここに記す。