妻しか（鹿）日記

登場人物： 私…鹿　妻…妻

第120回：妻としか住まない　その9

＊　＊　＊

妻｜((((；ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

鹿｜（この顔は不安にとらわれがちな妻がただ緊張している様子を指し、別にやましいことがあるわけではないと説明しておこう！）

事前審査の結果をまっている。

妻｜((((；ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

1日過ぎ…

妻｜((((；ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

2日経ち…

妻｜((((；ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

また1日が過ぎ…

妻｜((((；ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

不動さんのシステムでは、2日～3日で返事がくるということだった。

それが、ちょっと遅れている。この“ちょっと”が、ものすごく心臓に悪い。

この間、鹿もいろいろ調べてみたが、都市銀行は大企業に向いているようで、年収に対する返済比率もやや厳しくみえる。

つまり「借りられる額」と「返せる額」では、後者をより重点的に審査しているようだ。

ちゃんと働いているか、それが安定しているか、信用に傷がないか等々…。

妻｜((((；ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

妻鹿は世帯年収で評価してもらうべく、「収入合算」を選択した。

ローンを背負うのはあくまで鹿だが、妻は連帯保証人として、その収入を審査に組み込むことができる。

そして銀行によって、合算の割合や基準が異なるので、これが不安を生む要素の1つとなる。

妻｜((((；ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

ふたりの力（金）。通じるのは天国か地獄か。われわれは震えながら“審判の日”を待っていた。